映画『スウィート17モンスター』の感想/こじらせ返したいきょうこのごろ
上映中からずっとずっと気になっていた。
新宿の小さなところでしかやっていなくて、結局諦めてしまっていた。
17歳の!こじらせてる!女の子!なんて!
一番元気でるじゃん。
ああそうだったなって、
やっぱり自分も例外なく、こじらせにこじらせていた高校時代に還れるかなって、
すごい多大な望みを託して、この時を待っていた気がする。
あんまりこういうのカッコよくないから言いたくないけど、高校は楽しかった。
ワクワクしてた。ひねくれてた。毎日が違った。
まあ、そんなことを思い出させてくれる映画であった。
コミカルな軽い笑いと、身に覚えのある引きつった笑いと、うまいジョークに対する心からの笑いと。
まずはとにかく笑える。
それから少し、省みる。
こんなにワーーーーーーーーーーーオーーーーーーーーて生きてんのかと。
映画的に残念な点は、キレイにまとまりすぎたところと映像美に欠けるところ。
度が過ぎなかったガッカリ感ということ。期待値が高かったからかな。
もう一つは設定がもやっとしていて、現実味がない。映像はレンタルで十分。
自分的に残念な点は、上に挙げたイイ笑いの他に、
「またやってるよ」という冷めた笑いもあったこと。
おいおい、いつからそんな大人になったんだい。