社会人2回目の夏休み
夏休み(という名の長期休暇)を目前に控えている。
やってみたいことはたくさんあるし、行ってみたいところもたくさんあるけれど、どれを取っても、9日間の過ごし方としてしっくり来ない。
なぜか。
ミャンマーもブータンも北海道も九州も行きたいのだけど、一年に一度の自由な長期休暇を旅行に使うのは躊躇われるのだ。「仕事をがんばるために、旅行でリフレッシュする」感じがするから。旅行で休息するのは平素の仕事で疲れたからであり、その旅行費は平素の仕事の対価から支払われる。仕事→疲れ→旅行→出費→仕事→疲れ→旅行→出費→…。
もう一つ。
たくさんあるという「やってみたいこと」にどうも足が向かないのは、結局のところ、自分を中心に廻らない世界に入る勇気がないからだと思う。社会人になり、会社というコミュニティに守られて、また他の場所はそこ独自のコミュニティに守られてい(るように見え)て、行動するのが難しくなった。
大学生まではそんなことなかった。失うものも怖いものもなかった。いまは目に見えない重りを引きずって歩いている気分だ。腰が重い。
雀の涙のような休暇にではなく、身軽に旅行したり色んなことをやるためには、この雇用形態ではいられない。
社会人1回目の夏休みは新島、京都、尾道、しまなみ海道、今治、直島のひとり旅。
2回目のいまは特に休むほど疲れてもいない。さあどうしましょう。