徳島の秘境・祖谷へ衝動的ひとり旅
讃岐平野にはこんな山みたいなのがボコボコあって妙な光景だった
自治体を中心に、ホテルやJRなどの地元企業が参画して、旅行会社などにPRをする「商談会」というものがある。だいたい都内のホテルのパーティー会場で大勢集まって催される。ある程度繰り返して行われるため、双方にマンネリ感が否めない会ではある。
ではあるのだが、先週の火曜日に開かれた、四国の4県によるソレは違った。その商談会で、ひさしぶりの感覚を味わったのだ。
これ!!!という直感。
いつもは数点のみピックアップして聞くプレゼンだが、徳島県の観光資源には全てにビビッ。「ホテル祖谷温泉」の商談で、完全にきみに決めた。
その場で週末の宿泊を交渉し、行程を作成してもらって、帰りの電車で飛行機を取る。
そんな風にして訪れた、美しき祖谷の記録。
思い返せば、この旅の序章となるが如く、9月の初旬にアレックス・カーの本を読んでいた。本書は景観論を唱える本であるが、その中でアレックス・カーの代表的活動である祖谷の篪庵も記されていて、取り組みいいな/収益化いいな/行ってみたいな、なんていうザッとした憧れがあった。
しかし、四国の、徳島の、その山奥何ぞは、会社辞めてフラフラと旅を始めてからだと漠然と思っていた。
ニッポン景観論 <ヴィジュアル版> (集英社新書ヴィジュアル版) [ アレックス・カー ]
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フライトはジェットスターを使った。
行きは8時、帰りは19時という好時間帯の便で往復3万円ほど。
月曜日にお休みを取れたなら、あと1万円は下がっていた。バスや新幹線と比べてコスパの良さが際立つ。
レンタカーも予め予約。利用したのは最安であったバジェットレンタカー。
車にはBluetoothはおろか、端子ケーブルもなく、使い勝手の悪いナビが付いているだけだから、やはり質を求めるのならネームバリューを重視か。あとはちゃんと予約時に確認を。
こんなものすごい期待値で行って、それでも感服したところもあれば、やっぱり扱き下ろしたいところもあるので、ドライブの道順に沿って紹介しようと思う。
9/30
まずは高松空港に到着である。
結構キレイで英語対応可能な高松空港
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