キャパンのネゴト

うまく働けない欠陥労働者が日々考えることと目指すもの

『民泊ビジネス』のメモ/民泊を巡る現状はどうなっている?

 

空き家問題 (祥伝社新書)

空き家問題 (祥伝社新書)

 

 

卒論のきっかけとなった『空き家問題』を書いたひとの本で、

今回も次へのヒントが出てきたからメモとして残す。

 

本を読んだあとの蓄積って、目的別で方法を変えたほうがいいかもしれない。

 

ぼんやりと方向性がほしいとか知識をいれたいとかなら付箋でいいのだけど、

ガチで参考にしたいと思う場合は手書きでもコピーでも

なにかしらの形に残して一括管理したほうがいいんじゃないか。

とりあえずメモ的にブログに残していこうと考えている。

 

 

 

多くのホテルで、その日によって料金のレートを変えているのです。これを専門用語で「レベニュー・マネジメント」と言います。

・・・ 

たとえば東京港虎ノ門アパホテルは繁忙期には一人一泊三万円を超える価格になります。

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稼働の動きを解析したソフトウェアが開発され、年間の収益計画を立てることができるようになりました。

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アパの場合は予約センターで集中管理しています。

アパのレベニューマネジメントの事例。

たしかにアパは高飛車だ。

でもそれは経営として正しい方向性なのだろうことは理解できる。

一括管理とか自動化とか、旅行業ではまだまだ効率化出来る部分が残されてる。

おもてなし?ひとなんて、要所でいい。ほとんどいらない。

 

 

 

世界観光機構によると、諸外国のインバウンド数は14年の統計で、フランスがトップで8370万人、ついでアメリカが2位で7476万人、スペインが3位で6500万人、中国が4位で5562万人、イタリアが5位で4858万人で、いずれも日本の目標より多くなっています。ちなみに、日本は1341万人で世界22位でした。

 今年は現時点で2300万人。

https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/data_info_listing/pdf/171115_monthly.pdf

インドのビザも緩和されるみたいだし、アジア・ロシアも伸び盛り。

まだまだ来るってことか。

 

 

 

また、2015年にクルーズ客船に乗って日本に来た外国人旅行客は。106の港で111万6千人に上りました。

空路ばかり目立つけど船もすごい。

空港も100近くあって港も100以上って、

一つの地点に絞ってそこからの流れから考えられれば導線確保できるんじゃない。むり?

 

 

 

 賃借人としてまたとない救いの神ですから外国人に空き家を貸すでしょう。

住みついた外国人が就労しやすいのが、農業と建設業そして飲食などのサービス業です。どこもまったく人手が足りていないため、背に腹は代えられず、不法入国者も含めて雇うことになるでしょう。

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おそらく移民を追認せざるをえないことになると思います。

空き家問題と労働力問題と経済発展の3つを一気に解決するパンドラの箱、移民。

これは確実に開けれられる事になるだろう。

となると、私たちの代の相手は一気に増える。

ウカウカしてると移民の方々に使役させられるだろうなー。

 

 

 


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雑な写真。メモだから。

旅館もホテルも、それぞれ部屋数の下限があるなんて知らなかった。

しかも、簡易宿泊所も床面積の下限が結構でかい。

来年6月から施行の民泊の法律も決まっているから見なければ。

 

例えば最低限は下記のこととか、

住宅提供者は、民泊を実施するにあたっては行政庁への届け出が必要になります。さらに、「利用者名簿の作成・備え付け」、「最低限の衛生管理措置」、「宿泊者一人当たりの面積基準(3.3平米以上」の遵守」、「利用者に対する注意事項の説明」・・・

 さらに法令違反や感染症の発生等に対応して、行政庁に寄る報告徴収、立入検査、業務停止命令などの処分、罰則までを規定しています。

 

 

 

外国人が歩き回る先々すべてにホテルや旅館を立てるわけにはいきませんから、各地にいくらせもある空き家を整備して自由に泊まってもらうのがベストだと思います。

・・・

民泊は地方のホテル・旅館不足を補うものとして一気に広がり、地方に根付いていく。

 このシナリオが、民泊の理想的な流れだと思っています。

私もそうに思います。

卒論で書いた「空き家の数は希望の数」を実践する一つの有効な手と信じてる。

 

 

 

プラハを旅して思ったのは、ヨーロッパには広場があるということです。町の一角に広場があって、みんなが別に用がなくても自然発生的に集まり、ベンチでくつろいだりカフェに入ってお茶を飲んだりしています。

 一方、日本には広場がありません。・・・

 今の若者たちはどこに集まるかというと、地方ではイオンに集まります。軽自動車に乗って来て駐車場に停め、イオンで飲んだり食べたり、だべったりしています。しかし、外国人観光客はイオンには来ませんから、広場になりません。

ヨーロッパ的な、自然空間の意味での広場は好き。

休日にはイオンに行く。広場的機能はショッピングモールしかなく、

またそれに疑問も感じない現在の地方もそんな生活もイヤだ。

ただ、それで機能しているのも現状だから、

訪日客もその「日本の広場」に合わせるかもしれない。

その場合は、感度の低い客ばかりだと思うけど。

 

 

 

これは新法成立前の著書だった。

定められたいまやるべきは、とりあえず法に目を通すことだな。

民泊ビジネス (祥伝社新書)

民泊ビジネス (祥伝社新書)