キャパンのネゴト

うまく働けない欠陥労働者が日々考えることと目指すもの

雪よりもコワいモノ、雪よりも染み込んでいるその意識。

 

 

東京に雪が降った。それも、かなり。

東京(近辺)に住みはじめて1年半、2度目の冬。

確か去年もこんな日があったような。なかったような。

 

雪の日の東京の混乱模様は小さい時からテレビで観ていたけど、体験すると凄まじい。

 

早く帰らせた方がいいのか勤務認証はどうするのか、悩む会社に

早く帰っていいのか忠誠を誓うべきなのか、迷うサラリーマン。

家路を急ぐ主婦や無理矢理乗り込むジジイ、入場規制で列を作る人々と、

それらを帰らせてからではないと帰れないインフラ担務の方々。

 

それはもう、カオスだ。

 

 

 

 

帰路、それでも驚くべきは、

日比谷線総武線各停も、一度も停車やノロノロ運転をしなかったことだ。

 

ホームに物を落っことしたり、荷物を挟んだり、

電車が遅れてはイライラして喧嘩をふっかけたり。

毎朝、何かしらの良くないことが複数の場所で起きてはノロノロと走る路線で、

(朝も二十分に多いが、)より混雑している今日、スムーズに進んだのは、すごい。

 

次の電車なら一番乗りであるにも関わらず、無理にドアの上に手をかけてヒップアタック乗車する中高年が絶えなかったから、

乗客のマナーがよかったわけでは、決してない。

 

一つは、この有事(?)に駅員さんたちが踏ん張って統制してくれたからだと思うが、

もしそうなら、毎朝、3時間だけでもその力を行使して頂けたら、とてつもなく幸い。

 

 

 

電車遅延が極力少なく済んだのは、超超超満員の中でも

どこか皆さんに余裕があったからではないかと思う。

 

多分それは、結局のところ「帰宅だから」なのだろう。

 

帰宅<出社。

 

コト出社になると、こうはいかない。

定時があり、雪でもなんでももちろん平時でも、死に物狂いで出張り、

その過程では無理矢理にでも乗車したり、1分でも遅れればイライラする。

 

つまり大いに、帰宅<出社。

 

 
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さらには、こういう事態になると、

従業員に在宅を許可したり早く家に帰す会社がイイと言われる。

 

明日が雪と分かれば、「来なくて宜しい」とならないかなと期待し、

昼間に雪が強くなれば、帰っちゃダメのかと訝しみ、

帰っていいと言われたら、満員電車も厭わない喜びを持って帰宅する。

 

 

 

学生か!!!

 

 

 

おれたちは学校に通っているのだろうか。

全てお上の言う通りか。 

 

 

 

 

降雪量が云々も、会社の対応がカクシカも、上司がアレコレも、そんなのは、いらない。

 

 

 

雪よりもコワいこの労働者の意識がクソ喰らえだ。

いつか、爆笑しながら眺めてやるからな。待ってろよ、未来の大雪よ。

 

 

 
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とりあえず、明日はどうやって出社しよう。