『住まいの解剖図鑑』を読む / 自分で家を作るのだ!
アホみたいだけど、
家って奥が深いんだなー。
ドアの開き方、椅子の高さ、窓の大きさ、、、
全てに意味があって、長い歴史の中で合理的に作られてるとわかる。
だからだいたいどの家も同じような作りになるんだな。
この本のいいところは、
全ページ例え図解が入っていて、本の質感もデザインも、
わかりやすい上にワクワクしてくる工夫が満載ということだ。
建築知らないけど家の造りには興味あったり、
図解を見るのが好きな人におすすめ。
階段は垂直移動ではなく水平移動である、とか
開口部(窓やドア)は開ける場所ではなく埋める場所で考える、とか
なんか、目からウロコであり、かつ、家のこと以外でも
改めて目を向けると工夫されてるものってたくさんあるんだな、と気付かされる。
でも一番おもしろいのは、
家の全てに意味があるのはすごいことなのに、その目的的な造りから脱したい、
という筆者の思い。
確かに、無目的な空間でさらにそれが心地良かったら、おもしろい。
家を作りたい。